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枕・寝具

[#45]雲のやすらぎプレミアムの口コミは本当?へたる・腰痛の声を整体師が構造から見てみた

厚みのあるマットレスの前で寝具を検討する女性のイラスト

文=けんぞう(美容整体師・小顔矯正士/施術歴23年・延べ4万5千人)

こんにちは、整体師のけんぞうです。

「雲のやすらぎプレミアム、良さそうなんだけど……口コミを見てたら『へたる』とか『腰が痛くなった』って書いてる人がいて、手が止まっちゃって」

このご相談、本当によくいただきます。3万円台後半から4万円台という金額は、気軽に「とりあえず買ってみよう」と言える値段ではありません。だからこそ、良い口コミより悪い口コミのほうが目に入ってしまう。当然だと思います。

この記事では、雲のやすらぎプレミアムに寄せられている声を良い・悪い両方フラットに並べたうえで、「合わない」という声がなぜ起きるのかを、身体の構造の側からお話しします。

先にひとつだけ言っておきたいことがあります。マットレスの口コミというのは、同じ商品に対して正反対の感想が並ぶのが普通です。「腰が楽になった」と「腰が痛くなった」が同じページに載っている。これは商品がおかしいのではなく、寝る人の身体の形が一人ひとり違うからです。

その「違い」の中身がわかると、口コミの読み方が変わります。自分がどちら側の人間なのか、買う前に見当がつくようになる。そこまでご案内するのがこの記事の役目です。

雲のやすらぎプレミアムとは?特徴は3つだけ覚えればOK

みなみ
みなみ先生、雲のやすらぎってCMとかでよく見るやつですよね。名前は知ってるんですけど、実際どういうマットレスなんですか?
けんぞう先生
けんぞう先生公式の説明を読むと専門用語がたくさん出てくるんだけど、選ぶうえで押さえておきたいのは3つだけです。順番に見ていきましょう。

特徴①:厚さ約17cmという「ボリューム」

雲のやすらぎプレミアムの一番わかりやすい特徴が、この厚みです。一般的な三つ折りマットレスが5〜10cmほどであることを考えると、17cmはかなりの厚さになります。

この厚みが効いてくるのが、フローリングや畳に直接敷いて使う場合です。薄いマットレスだと、体重の乗る腰やお尻の部分で床の硬さを感じてしまうことがあります。「底つき感」と呼ばれるものですね。厚みがあると、この底つき感が出にくくなります。

なお、三つ折りタイプは約13cm、シリーズの新しいモデル(マットレスII)は約18cmと、タイプによって厚さが変わります。

特徴②:5層構造と「クロスクラウド製法」

中身は5つの層が重なった構造になっています。

この凹凸マットと高反発ウレタンを組み合わせた作り方を、メーカーは「クロスクラウド製法」と呼んでいます。

さらに、頭・腰・足のそれぞれで身体にかかる重さが違うことを踏まえ、部位ごとにウレタンの硬さや形状を変えているとのこと。仰向けで寝たときにいちばん沈みやすい腰まわりを、硬めの層で支える設計になっています。

特徴③:季節で使い分けられるリバーシブル仕様

表と裏で素材が異なり、ひっくり返して使えるようになっています。片面が防ダニ・抗菌防臭素材、もう片面が羊毛系の素材。暑い時期と寒い時期で面を替えて使う想定です。

ひっくり返す行為そのものに、同じ場所ばかりに体重がかかり続けるのを避けるという副次的な意味もあります。これは後の「へたる」の話につながるので、覚えておいてください。

みなみ
みなみ厚くて、5層で、ひっくり返せる。うん、覚えられました。
けんぞう先生
けんぞう先生十分です。細かいスペックより、この3つが自分の暮らしに合うかどうかのほうが大事ですから。

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延べ4万5千人の身体を見てきた整体師が「支える方向のマットレス」と評する一本です。現物の情報を見ながら読み進めたい方はこちら

良い口コミに多い声

寄せられている声を眺めていくと、評価している人の言葉にはいくつかの共通パターンがあります。

「朝、腰まわりが楽に感じる」

もっとも多いのがこのタイプの声です。特にそれまで薄い敷布団や、へたった古いマットレスを使っていた方から挙がりやすい傾向があります。

これは納得のいく話です。薄い寝具で床に寝ていると、腰やお尻など体重の集中する部分が沈みきって、身体が「くの字」に曲がった状態で一晩過ごすことになります。17cmの厚みと高反発層は、この沈み込みを押し返す方向に働きます。

「寝返りがしやすい」

高反発系の寝具に共通して挙がる声です。柔らかすぎるマットレスは身体が沈み込み、寝返りを打つときに余計な力が必要になります。押し返す力があると、この負担が小さくなります。

この点は、私が寝具を見るときにかなり重視しているところです。理由は次の章でお話しします。

「底つき感がない」

フローリング直敷きや、ベッドの上に重ねて使っている方から出やすい声。厚みという特徴がそのまま体感につながっているパターンですね。

「思っていたより硬すぎなかった」

「高反発=硬い」というイメージで身構えていた方が、表面の凹凸層のおかげで当たりが柔らかく感じた、という声です。

みなみ
みなみけっこう褒められてるじゃないですか。
けんぞう先生
けんぞう先生そうですね。ただ、いま挙げた声には共通点があるんです。「以前の寝具が身体に合っていなかった人」の声が多い。ここ、あとで効いてきます。

悪い口コミ・「合わない」の声も隠さず出します

良いところだけ並べても、選ぶ材料にはなりません。気になる声のほうも見ていきましょう。

「へたってきた気がする」

購入から時間が経った方から挙がる声です。ウレタン素材である以上、使い続けるうちに復元力が落ちていくのは避けられません。これは雲のやすらぎに限らず、ウレタンマットレス全般に共通する性質です。

ただし、へたりの進み方には使い方が大きく関わります。この点は第6章で詳しくお話しします。

「腰が痛くなった」「腰痛が悪化した」

購入を迷っている方がいちばん引っかかるのがこの声だと思います。腰のために買ったのに逆になった、と書かれていたら不安になりますよね。

ここが本記事の核心なので、次の章まるごと使って構造からお話しします。

「重い、扱いづらい」

厚みがある分、重量もそれなりです。ダブルサイズで14kg台。女性がひとりで持ち上げて干す、というのは現実的ではありません。ひっくり返す・立てかける、が現実的な運用になります。

「思ったほど『雲』ではなかった」

商品名から、ふわふわに包み込まれる寝心地を期待した方が、思ったより支えられる感触だった、と感じるパターン。これは期待値のズレによるもので、商品の作りとしてはむしろ設計どおりです。腰を支える方向のマットレスなので、沈み込む柔らかさを求めていると印象が変わります。

「値段が高い」

3万円台後半〜4万円台という価格帯。純粋に予算の問題として挙がる声です。

みなみ
みなみうーん、やっぱり「腰が痛くなった」が気になります……。マットレスが合わなかったってことですよね?
けんぞう先生
けんぞう先生そこなんですよ、みなみさん。「マットレスが合わなかった」で片づけると、次に買い替えても同じことが起きるんです。もう少し中身を見てみましょう。

「合わない」が起きる理由を、身体の構造から説明します

ここからが、当サイトが一番お伝えしたいところです。

まず前提:仰向けで腰が浮く人はとても多い

床や硬めのマットレスに仰向けで寝たとき、腰の下に手がすっと入る。すき間があいている。この状態の方、本当に多いんです。

そして多くの方が、これを「自分は反り腰だから」と自己判断されます。でも、施術の現場で実際に身体を見ていくと、話はもう少し複雑です。

腰が浮く本当の理由は、たいてい「3つの複合」

私が施術で見てきた限り、仰向けで腰が浮く方には次の3つが重なっていることが多いです。

1. お腹まわりの支持力が足りない
身体の前側から胴体を支える力が弱いと、腰まわりを引き寄せておけません。

2. お尻の筋肉が硬くなっている
座っている時間が長いと、お尻の筋肉が硬く縮こまります。すると仰向けになったとき、お尻が「硬い塊」として床に当たります。

3. 背中が丸くなっている
デスクワークやスマホ、抱っこや授乳の姿勢が続くと、背中が丸く固まります。仰向けになっても背中は丸いままなので、肩甲骨のあたりが浮いた状態で床に当たります。

この3つが重なると何が起きるか。硬いお尻と丸まった背中、この2点だけで身体を支える形になります。橋の両端だけが接地して、真ん中の腰が宙に浮く。これが「腰が浮く」の正体であることが、かなり多いんです。

仰向けで腰が浮く原因を示す、お尻と背中の2点支持の図解
みなみ
みなみえ、待ってください。それ、私かもしれない……。産後ずっと抱っこと授乳で背中丸まってるし、在宅でずっと座ってるし。
けんぞう先生
けんぞう先生産後の女性は特にこの3つが揃いやすいんです。妊娠中の姿勢の変化に、産後のお腹まわりの機能低下、そこに抱っこと授乳の前かがみが重なりますから。

では、この状態でマットレスを替えるとどうなるか

ここが本題です。

腰が浮く原因が「2点支持」にあるのだとしたら、マットレスを替えても2点支持そのものは変わりません。硬いお尻と丸い背中は、寝具を替えても硬いままだからです。

高反発のマットレスは、沈み込みを押し返す方向に働きます。身体の形が整っている方にとっては、これがまっすぐな寝姿勢を保つ助けになります。一方で、2点支持の状態にある方にとっては、押し返す力が「浮いた腰」をさらに強調する方向に働くことがあります。

「高反発マットレスにしたら腰が痛くなった」という声の相当数は、これで説明がつくと私は見ています。商品の欠陥ではなく、身体の側の準備ができていなかったということです。

逆に、それまで薄くてへたった寝具で「くの字」に沈んでいた方にとっては、同じ高反発が救いになります。第2章の良い口コミが「以前の寝具が合っていなかった人」に偏っていたのは、これが理由です。

みなみ
みなみ同じマットレスなのに、真逆の感想になるんですね……。
けんぞう先生
けんぞう先生そうなんです。だから口コミの星の数だけ見ても、自分に合うかどうかはわからない。書いた人がどんな身体で、その前に何を使っていたかまで含めないと判断できないんですよ。

寝具の役割を、はっきりさせておきます

誤解のないように言っておくと、私は寝具を軽視しているわけではありません。

睡眠は、日中の活動で崩れた骨格と溜まった筋肉の疲れをリセットするための時間です。だから「本来の骨格に近い形」で眠れることには大きな意味があります。

そして眠っている間の寝返りは、自分の意識ではコントロールできません。だからこそ「眠りに入るまでの姿勢」を整えることが第一で、そこで寝具が役に立ちます。

つまり寝具の役割は、こう定義できます。

寝具は、身体の状態を変える道具ではありません。「正しい骨格で眠りに入る・寝返りしやすい環境」を支える道具です。

環境が整うことには価値があります。ただ、環境だけを替えても、身体の形そのものは変わらない。順番としては、身体の形を整えるほうが先です。

向いている人・向いていない人

ここまでを踏まえて、整理します。

向いている人

向いていない人

みなみ
みなみ「マットレスより先にやること」って、何ですか?
けんぞう先生
けんぞう先生背中を丸めた時間を減らすこと、お尻を硬いまま放置しないこと。この2つですね。詳しくは仰向けの記事でお話ししているので、そちらも読んでみてください。

購入前に知っておきたいこと

タイプが複数あります

タイプ厚さ向いている場面
プレミアム マットレス約17cm床・畳敷き、ベッド上への重ね敷き
プレミアム マットレスII約18cm通気性を重視したい場合
三つ折りマットレス約13cm日中たたんで収納したい場合
敷布団タイプ約17cm敷布団としての運用を想定する場合

口コミを読むときは、その人がどのタイプについて書いているかを確認してください。「三つ折りは薄く感じた」という感想を通常タイプの評価として読んでしまうと、判断を誤ります。

へたりを遅らせる使い方があります

ウレタン素材のへたりは避けられませんが、進み方は使い方で変わります。

「へたった」という口コミの中には、敷きっぱなしで湿気がこもっていたケースも含まれていると思います。

100日間の返金保証について

公式サイトからの購入に限り、100日間の返金保証が用意されています。実店舗では扱いのないオンライン限定商品なので、事前に試せない代わりの制度ですね。

第4章で「自分は2点支持かもしれない」と思った方は、この保証のある経路を選んでください。合う・合わないが身体側の条件で分かれる商品なので、試せる期間があるかどうかは大きな差になります。

なお条件や手続きの詳細は変更される可能性があるため、購入前に必ず公式サイトでご確認ください。

届いたときの状態

圧縮された状態で届きます。開封後、元の厚みに戻るまで少し時間がかかります。届いたその日に「思ったより薄い」と判断せず、数日置いてから寝心地を見てください。

こんな時は、まず医療機関へ

次のような場合は、寝具選びより先に医療機関で診てもらってください。

これらは寝る環境を整えて様子を見る段階ではありません。整形外科などで検査を受けてください。

まとめ——マットレスは「答え」ではなく「環境」です

最後に、要点だけもう一度まとめます。

雲のやすらぎプレミアムは、厚みと高反発で「支える」方向のマットレスです。ふわふわ包み込まれる寝心地ではありません。

良い口コミの多くは、薄い寝具・へたった寝具からの乗り換え組から出ています。床敷き運用や、寝返りのしにくさを感じていた方には噛み合いやすい商品です。

「腰が痛くなった」という声は、商品の欠陥とは限りません。仰向けで腰が浮く方は、お腹の支持力・硬いお尻・丸まった背中の3つが重なった2点支持になっていることが多く、その状態では押し返す力が浮いた腰を強調する方向に働くことがあります。

だから、口コミの星の数だけでは判断できません。書いた人の身体の状態と、その前に使っていた寝具まで含めて読む必要があります。

そして何より——マットレスは身体を変える道具ではなく、良い姿勢で眠りに入るための環境です。環境を整える価値は確かにあります。ただ、身体の形そのものは、環境だけでは変わりません。

迷っている方は、返金保証のある経路で実際に自分の身体で確かめてみるのが、いちばん確実だと思います。

最後に、要点だけもう一度

▶ 雲のやすらぎプレミアムの詳細を公式サイトで見る(100日返金保証・公式限定)

ご自身が「向いている人」側だと判断できた方の、選択肢のひとつとして

強い痛みやしびれ、動けないほどの症状がある場合は、まず整形外科などの医療機関を受診してください。寝具選びはそのあとの話です。

そして、検査で異常なしと言われたのに不調が続く方。そこからが当サイトの領域の出番です。あきらめる必要はありません。

その不調、寝具のせいだけじゃないかもしれません。身体の状態を整えた上で、自分に合った環境を選ぶことが大切です。


※この記事の内容は一般的な情報提供であり、診断や治療の代わりにはなりません。

執筆・監修:けんぞう先生(整体師・美容整体師/施術歴23年・延べ4万5千人)