[#16]着圧ソックスの選び方。整体師が教える「使うタイミング」と比較3選
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着圧ソックスは、履くタイミングを間違えると、かえって流れを妨げてしまうことがあります。こんにちは、整体師のけんぞうです。施術歴23年・延べ4万5千人の身体と向き合ってきました。この記事では、着圧ソックスの正しい使い方と、タイプ別の選び方をお伝えします。
みなみ先生、以前「着圧ソックスは寝るときに履くものじゃない」って教えてもらいましたけど、じゃあ結局、着圧ソックス自体はおすすめしないってことなんでしょうか?
けんぞう先生そう思わせてしまっていたら申し訳ないので、ここは最初にはっきりお伝えしておきたいんです。着圧ソックスを否定しているわけでは全くありません。大切なのは、身体の中で何が起きているかという仕組みを理解した上で、使いどころを上手に使い分けることなんです。
みなみ仕組みを分かった上で、使い分ける……。
けんぞう先生そうです。今日はその「使い分け方」の話から始めさせてください。
けんぞう先生それから、これは今日いちばんお伝えしたいことなんですが、世の中には「寝るとき用」「就寝時におすすめ」と謳っている着圧ソックスがたくさんあります。正直に言うと、そういう商品は選ばないでほしいんです。売り文句としては魅力的に見えるかもしれませんが、身体の仕組みから考えると、寝ている間ずっと締め続けることは流れを妨げてしまう。それを分かっていながら「寝るとき用」として販売することは、私はおすすめできません。この記事で紹介する商品も、夜間の着用を前提にしていないものだけを選んでいます。
みなみ夜だけ気をつければ、日中はどれだけ履いても大丈夫なんでしょうか?
けんぞう先生そこも実は注意が必要なところです。夜だけの話ではなく、動きの少ないお仕事の方が、ほぼ毎日、長時間ずっと履き続けるのもおすすめできません。日中であっても、同じように「絞り出す」と「新しく流す」のバランスが崩れてしまうからです。
けんぞう先生一方で、たとえば普段は着圧ソックスを履かない方が、丸一日歩き回るお買い物の日や、遊園地で一日中歩き通す日に、その日だけ履いて過ごす。これは対策のひとつとして、私はおすすめできると思っています。
みなみじゃあ、家にある着圧ソックスをすぐに捨てる必要はないんですね。
けんぞう先生その通りです。持っているものを無駄にする必要は全くありません。「毎日、長時間、当たり前のように履く」のではなく、「特別に脚を使った日に、絞り出す目的でスポット的に使う」。この使い方の感覚さえ持っていれば、今お持ちのものも十分活躍してくれますよ。
着圧ソックスが向いているタイミング
けんぞう先生着圧ソックスがいちばん力を発揮するのは、足の筋肉が硬くなって、余分な水分や老廃物・疲労物質が溜まってしまった状態のときです。
けんぞう先生たとえば、旅行やお買い物で丸一日歩き通した日。あるいは、デスクワークで一日中座りっぱなしで、夕方にはふくらはぎがパンパンで痛いほどむくんでいる日。こういう日に、家に帰ってきてからお風呂に入るまでの1〜2時間程度、着圧ソックスで脚をぎゅっと締めて、溜まったものを絞り出す。この使い方であれば、着圧ソックスは非常に頼りになる道具です。
みなみ「絞り出して、そこで終わり」というイメージなんですね。
けんぞう先生その通りです。大事なのは、絞り出した後は締め付けを外して、身体本来の流れに戻してあげること。お風呂で温まって血行が良くなった状態のまま、着圧ソックスで再び締めて一晩過ごしてしまうと、以前お伝えした通り、新しく流れてきているものまでシャットアウトしてしまいます。「絞り出す時間」と「休ませる時間」、このメリハリが着圧ソックスとの正しい付き合い方です。
着圧ソックスを選ぶときに見るポイント
けんぞう先生使い方の次は、選び方です。見るポイントは3つあります。
①着圧の強さ
けんぞう先生着圧ソックスには段階着圧のものが多く、強さもさまざまです。強ければ良いというものではなく、きつすぎると短時間でも不快感や圧迫感が出ることがあります。特に初めて使う方は、まず標準的な着圧レベルから試すのがおすすめです。
②丈の長さ・締める範囲
けんぞう先生ひざ下タイプ、ふくらはぎ全体を覆うタイプなど、丈の長さによって締める範囲が変わります。むくみが気になる範囲に合わせて選ぶといいでしょう。ふくらはぎ中心にむくむ方はひざ下タイプ、脚全体がだるくなりやすい方は長めのタイプが向いています。
③素材・履き心地
けんぞう先生短時間の使用とはいえ、締め付けが強い分、素材の伸縮性や肌ざわりは大事なポイントです。特にお風呂上がりの、まだ肌が敏感な状態で履くこともあるので、肌当たりの優しい素材を選ぶと続けやすくなります。
タイプ別・着圧ソックス3選
けんぞう先生ここからは、先ほどの3つのポイントを踏まえて、タイプ別に現実的な選択肢を紹介します。繰り返しになりますが、どれも「一晩中履き続けるもの」ではなく、絞り出す時間に使う道具として選んでください。
①定番から試したい方に:メディキュット リンパケア
けんぞう先生着圧ソックスの定番ブランドのひとつです。ひざ下・つま先なしのタイプで、初めて着圧ソックスを試す方が入り口として選びやすい商品です。
向いている人
- 初めて着圧ソックスを試す人
- ひざ下中心のむくみが気になる人
向いていない人
- ふくらはぎ全体〜太ももまでしっかり締めたい人
価格の目安:2,000円台(税込)
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②医師監修・接触冷感素材が気になる方に:Dr.Feel ふくらはぎサポーター Cool
けんぞう先生医師監修で、日中の使用を前提に作られている商品です。接触冷感素材を使っているので、汗ばみやすい時期でもさらっと使いやすいタイプです。
向いている人
- 日中の使用を想定して作られた商品を選びたい人
- 暑い時期でも快適に使いたい人
向いていない人
- 冬場など、冷感素材の必要性を感じにくい時期に使う人
価格の目安:2,000円台(税込)
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③段階着圧をしっかり試したい方に:スリムウォーク メディカルリンパ
けんぞう先生段階着圧設計で、一般医療機器としても扱われているタイプです。着圧の強さをしっかり感じたい方に向いています。
向いている人
- 段階着圧のしっかりした締め付けを試したい人
- 外出時にも使える見た目のデザインを求める人
向いていない人
- 締め付けの強さが苦手な人(他の2つと比べて着圧が強めです)
価格の目安:1,900円前後(税込)
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こんな場合は、まず医療機関へ
けんぞう先生最後に大事なことをお伝えします。片脚だけが急にむくむ、強い痛みや熱感を伴う場合は、着圧ソックスで対応する前に、まず医療機関に相談してください。また、糖尿病や血流に関する持病がある方は、自己判断で着圧の強いソックスを使わず、主治医に相談の上で使用することをおすすめします。
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まとめ:着圧ソックスは「絞り出す時間」に使う道具
けんぞう先生今日のポイントをまとめますね。
- 着圧ソックスは仕組みを理解した上で、使いどころを使い分ける道具
- 「寝るとき用」を謳う商品や、動きの少ない仕事での毎日の長時間使用はおすすめしない
- 向いているのは、一日中歩いた日や座りっぱなしの日、帰宅後お風呂に入るまでの1〜2時間
- たまのお買い物や遊園地など、丸一日歩く特別な日に履いて過ごすのも対策の一つ
- 絞り出した後は締め付けを外し、身体本来の流れに戻すことが大切
- 選ぶときは「着圧の強さ」「丈の長さ」「素材・履き心地」の3つを見る
- 片脚だけの急なむくみや、持病がある場合は医療機関・主治医に相談を
みなみ「一晩中は良くないけど、使い方次第」って分かって、なんだかスッキリしました。今度、座りっぱなしでパンパンになった日に試してみます。
けんぞう先生お風呂に入るまでの1〜2時間、ぜひ試してみてください。使うタイミングさえ守れば、着圧ソックスはちゃんと頼れる道具になりますよ。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。強いむくみや痛み、持病がある場合は、医療機関にご相談ください。
執筆・監修:けんぞう先生(整体師/施術歴23年・延べ4万5千人)

